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川崎古墳(町指定史跡)

 武茂川と那珂川の合流地点近くにある前方後円墳で、古墳の全長は約49m,後円部の直径は約21m、高さが約5mあります。前方部と後円部の頂部間は約24mで、前方部の方が約1mほど低くなっています。石室は横穴式石室で、自然石を積み上げ、特に天井と玄室奥壁に巨大な石が使われています。造りは、胴張り型式という奥壁から両側壁が外側に弧状に膨らみ、玄門のところで元の奥壁と同じ幅にすぼまる石室になっています。巨大な、しかも胴張りの強い両袖型の石室は、県内最大規模で、貴重なものです。周辺には、北向田古墳群や和見・北向田横穴群があります。