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鷲子山神社
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 鷲子山神社は大同2年(807)の創建と伝えられ、栃木県と茨城県の県境に位置しています。山岳信仰や製紙の守護神が祀られ、古くから参詣者を集めていました。また、鎌倉幕府を開いた源頼朝が社殿修理料を寄進し、武茂氏など郷土武将も篤く信仰して神殿の再建や運営に関係していました。現存する本殿は天明8年(1788)に、随神門は文化12年(1815)に再建されたものです。特に本殿の柱や頭貫の彫刻構成と装飾の豊かさは類例をみない奇抜な手法で、県内はもとより関東地方の社殿彫刻の流れを知る上で貴重です。境内一帯の原生林や徳川光圀が参拝の折に選定したといわれる「十景七奇」に代表されるすぐれた景観は「21世紀に残したい日本の自然百選(森林文化協会等)」、「とちぎの景勝百選」に、神木の杉は「とちぎの名木百選」に選ばれています。11月16日に行われる秋の例祭は、古式神事を今に伝える夜祭りで「とちぎのまつり百選」です。