那珂川町商工会/栃木県那須郡那珂川町
那珂川町の概要
緑と太陽あふれる那珂川町は文化と福祉の町づくりをしています。

那珂川町(なかがわまち)は八溝(やみぞ)山系に抱かれた山紫水明の地であり、緑と清流に代表される美しい自然は町の誇りとするところです。 この豊かな自然の恵みを受け、縄文時代から古墳時代の遺跡が各所にみられることは、早くから古代文明が開花したことを物語っています。 当町域は古くから武茂(むも)郷と称され、我が国最古の産金の里として広く世に知られ、奈良時代から平安時代にかけて朝廷に献上された黄金が国家興隆に大きな役割を果たしたという史実も伝えられています。

中世期になると宇都宮氏支族の武茂、松野両氏によって郷が支配され、さらに戦国動乱の世にあっては常陸(ひたち)国に勢力を誇る佐竹氏の旗下に属し、当地と境を接する諸武将間の抗争に明け暮れる日もありました。 江戸時代に入り佐竹氏が出羽国へ移封ののち、水戸徳川家の領するところとなり、武茂一七か村として藩政下、文化・経済面においてその気風を強く受け継ぎ、明治維新を迎えたのであります。

その後、武茂郷は再び古いゆかりの地に、一町三村が合併し、新馬頭町となって現在に至っています。 これらの町変遷をしのぶ数多くの史跡や古文書類は大切な町の文化遺産として受け継がれてきました。 今や現代文明の発展はめざましいものがあり、私たちの生活も大きく変化しておりますが、その中にあって、心豊かな暮らしや住民の連帯感にあふれた地域づくりがすすめられており、「いわむらかずお絵本の丘美術館」のオープンや、平成12年オープン予定の「広重美術館(仮称)」においても、馬頭町の地域性及び人間性があったからこそなし得たものと言えます。

川崎古墳横穴式石室  武茂城趾(本丸付近)

■人口及び世帯数: 【人口】19,684人 世帯数:6,057世帯 (平成21年1月1日現在)